
私の数多い
くっだらない「趣味」のひとつに、
「チラシ鑑賞」がある。
「おいしそ~!」とか
「きゃっ、キレイ!」とか
一人でぶつぶついいながら、楽しむ。
お金が一切かからない趣味だ。
さて、そろそろバレンタインの準備広告の時季。
チョコレートの広告は
どれも
美味しそうで
カラフルで
うっとり心がとろけてしまいそうなものばかり。
そんななかの本日の広告コピーが
突き刺さった。
『甘ったれた、品ばかり。』
なるほど、なるほどね~。
確かにチョコレートは甘いぞ。
でもこのコピー、
甘いだけでなく何かが「ガツン!」と心を打つ。
コピーにはさまれた
チョコレートの写真も、
背景にもしっかりこだわった
芸術作品のようで、
キレイ!きれい!綺麗!
『甘ったればかりでないぞ』
『甘ったれは、もうお終い』
『苦みばしった、甘ったれ』
『甘ったれで、魅せる』
勝手にいろいろバリエーションを考えたり…
楽しくアホな趣味なのです。

うっわーーー
前回書いたのは確か、、、、、、
真夏だったような気がするのだが…、
実に月日が経つのは早い(言い訳)!
先日、
「二科展」を見に、愛知芸術文化センター(名古屋市・栄)に行ってきた。
これに入選するために何年も、いや何十年も挑戦を続けている人たちがいる。
その根性、忍耐、体力、努力…、本当にすごい。
「二科展」では会期中にギャラリートークを開催している。
賞を獲得した人、めでたく初入選をした人などに
自分の作品や制作秘話などについて語ってもらうのだ。
どの作品も100号(1620×1303㎜)以上の大作で、
作者の想いがたっぷり込められた情熱作品ばかりだ。
だがいつも思う、作品と作者がつながらない。
「この絵の作者は…」と紹介の後登場する本人は、
絵とは似つかわしくない人であることが多い。
大きくて力強い作品の前で話している作者が、
小さくて
細くて
「どこかお悪いんですか?」という雰囲気の
控えめな女性だったり…。
どう見ても、こんなパワフルでこんなにでっかい油絵を何枚も描く人には見えない。
どこからそのエネルギーが出てくるのですか?
どうすればその情熱の火を燃やし続けることができるのですか?
一度、そんな女性達とじっくり語り合ってみたい。
(そして、ツメノアカでもいただきたいです)

夏だ!夏だ!イヤになるぐらい真夏だ。
夏の果物と言えば、すいか。
いや、すいかは野菜らしいが…。
「リンゴやミカンなどのように樹木に実をつけるのが果物、
草になるのが野菜と大きく分けられる」
へ~、知りませんでした。
すいか、スイカ、西瓜、ウオーターメロン。
私の大嫌いな、すいか。
でかすぎて、冷蔵庫が満杯になる。
90%以上は水分で、お腹が満腹になる。
食後はゴミが大量に出て、ゴミ箱が満タンになる。
嫌いな理由。
だがこの間、突然思った。
「スイカってなんてポップなデザインなのだ!」
グリーンに黒のストライプ。
スパッと切れば、
内は赤に黒のドット。
美しい色のコントラスト。
しましま柄&種の水玉模様。
これぞ究極のデザイン。
どの野菜も果物も
素敵なデザインが施されている。
その上、
種ごとに全部デザインが違う。
色、形、すべてに意味・役割がある、機能美だ。
す、す、す、す、す、す、すご過ぎます。
でも、嫌い。
ごめんね。
きっと、今年もスイカは食べないだろう。

ジャムをもらった。
私がこの世で一番うれしい、贈り物。
ジャム!
それも「スロバキア」のジャムだ。
以前、同じメーカーのジャムをもらったとき
「おいしい!うれしい!しあわせ!」と歓喜しまくった。
だからか、
わざわざ同じものを探して、買ってきてくれた。
だが問題が…
何のジャムか分からない。
ラベルが読めない。
何語かも分からない。
前回は勝手に「アプリコットジャム」だと思って、
(一人で!)(コッソリ!)(全部)食べてしまった。
それが現地で聞いたところ
どうやら「ローズヒップジャム」だということが判明した。
なんという味覚。
そう言われて食べると、
「ふむふむ、お上品な酸っぱさ」を感じる。
ローズヒップは、レモンの20倍のビタミンCを含有し
“ビタミンCの爆弾”と呼ばれている。
なんだか急にお肌が美しくなって……。
病は気から。
美しさも気から、かもしれない。
ところで
このグローバルの世の中、
ラベルには誰でも分かる表示が必要だ。
世界中の言語で説明することは不可能だが、
デザインの力で伝えることはできる。
日本でオリンピックも開かれることだし、
世界共通言語「デザイン」で
日本のモノを世界中にアピールしましょう。