株式会社skalのスタッフブログです

2011年の締めくくりに(関係ないけど)、
お土産にもらったベトナムコーヒーを入れた。

入れ方が、ちょいっとややこしい。

まずは、ヴェトナムコーヒー用の『アルミのフィルター』を用意します。
これがカワイイ。
本体とフタと、ぷつぷつに穴があいた中フタで、ワンセット。

DVC1228.jpg

最初に、ガラスコップに練乳を入れておきま~す(これがポイント)。
『アルミのフィルター』本体にヴェトナムコーヒーを入れ、
中フタを入れ、ネジを締めます。
「あれれれれ、締まんない・・・・」
最後に、お湯を注いで、フタをします。

DVC12281.jpg

ポタ・・・・・・・・ポタ・・・・・・・・ポタ・・・・・・・
コーヒーが落ちるのを待ちます。
待ちます。
待ちます。
ひたすら待ちます。、、5分、、10分、、、、

じれったい。
ポタ・・・・・・・ポタ・・・・・・
イライライラ………
もう待てない。

結局、1杯のヴェトナムコーヒーを入れる間に、
ペーパーを使った普通のドリップで8杯分を入れてしまった。

◎ヴェトナムコーヒーを入れる一番のポイント、それは「根気」でした。

時間をかけて入れたヴェトナムコーヒーは、
練乳の白と、コーヒーのブラウンがきれいな2層で、とても美しかった。
(その他8杯は、濁った泥水のようでした)

しかし初めて飲むヴェトナムコーヒーは
とってもいい香りで、ちょっと濃い目でちょっと甘めだけれど
「おいしかった」。



※すっかり写真を撮るのを忘れてしまい、
皆様にはパッケージの写真でがまんしていただいて
では「ヴェトナムコーヒーでスコール(乾杯!)」

よいお年をお迎えください。
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雑誌(pen No.287)をペラペラ見ていたら,
思わず誌面の中にワープしてしまった。

『人気建築家20組が選ぶ、
世界でいちばん好きな建築。』

安藤忠雄氏が選んだ
「厳島神社」。

DVC1219.jpg

堂々と海に直立している真っ赤な鳥居が
埋められて固定されているのではなく、
自重で立っているなんて、
びっくり仰天だが…

とてもしあわせな気持ちになってしまったのは、
ル・コルビュジエの「母の家」。

コルビュジエが30代半ばで設計した、小さな家。

母のために設計し、
設計に合った土地を探し、
レマン湖が見えるスイスに建てられた。

母が101才で亡くなるまで36年間を過ごした家だ。

猫のテラス、
犬の小窓、
最小限の動線ですべての家事がまかなえる、
心地よく暮らすための工夫が随所になされている。

湖を眺めるために椅子の下に高い台を置き、

DVC12192.jpg

ダイニングの窓は、レマン湖の湖面だけが見えるように設計。

DVC12191.jpg

庭の石壁は窓のようにカットされ、
レマン湖とアルプスが見える、母の特等席だ。

DVC12193.jpg

どこを切り取っても
母への愛情があふれてくる、
偉大な建築家が作った、愛する母のための小さな家。

普通の親子の会話が聞こえてくるようだ。
本物を見てみたい。

「あっ!しまった」。
気がついたときには、番組はすでに半分終わっていた。

昨日の日曜美術館(NHKEテレ:9a.m.~)は、
教科書にも載っている「ジャクソン・ポロック」の特集だった。

DVC1212.jpg

現在、愛知県美術館で「ポロック展」が開催されているが
それにちなんでの番組だろう。

東京よりも、大阪よりも、京都よりも早く
愛知県がいちばんの開催だ。
いつも名古屋飛ばしで悔しかったから、いい気分。

実はこの「ポロック展」、
愛知県美術館の学芸員の一人が学生時代から研究していて、
やっと念願がかなっての企画展なのだそうだ。

ポロックといえば、ドリッピング。
絵の具やペンキをボタボタ、ピッピツ、ドバーっと
好き勝手にたらしたり、たたきつけたりする技法で知られる。

DVC12121.jpg

しかし、ほんとうは好き勝手ではない。
絵の具のたれる位置や量を計算し、コントロールしながら描いている。

これが、天才。

天才は努力のあとを見せない。
ゴッホも、マティスも……、
感情のおもむくまま描いているように見せかけて
実際は緻密な計算、深い思考、繰り返しの努力をしている。

ポロックはアルコール依存症の末、44才で交通事故で亡くなった。
木立に激突して車から投げ出されて・・・・。

画家の人生を知れば知るほど、作品にいっそう引きつけられる。
「ポロック展」は、
来年の1月22日まで愛知県美術館(名古屋市東区)でやっている。
どこよりも早く…

友人が所属している名古屋遊墨会の
初の展覧会を見に、
栄サンシティーギャラリー(名古屋市中区・中区役所ビル1階にある)に行ってきた。

友人は何年(いやっ何十年)も書をやっている。
書といっても彼女の書は、とてもクリエイティブだ。

DVC125.jpg

文字なのに、
墨の濃淡だけなのに、
まるで絵画のような個性と色を感じる。

事務局長さんとお話した。

彼は事務方として会に入ったそうだ。
だから、書の経験は全くなかった。

ところがみんながあまりに楽しそうに書いているので、
自分もやりたくなったらしい。

「でも、筆なんか何十年も持ったことないし・・・・・・」と悩んでいた彼に
師は言った。

「今さら基礎を学ぶことは無理。うまい字ではなく、いい字を書けばいい」

こうして彼は書を初め、3年。
ベテランの作品が飾られている中、彼の「いい字」もうれしそうに並んでいた。

なんでもうまくやろうとすると、萎縮してつまらないものになる。
どうせ自分以上のものはできないのだから
素直に、
楽しく、
思うように描けばいい。

そう、ここの書は『書く』というより『描く』書だった。

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