雑誌(pen No.287)をペラペラ見ていたら,
思わず誌面の中にワープしてしまった。

『人気建築家20組が選ぶ、
世界でいちばん好きな建築。』

安藤忠雄氏が選んだ
「厳島神社」。

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堂々と海に直立している真っ赤な鳥居が
埋められて固定されているのではなく、
自重で立っているなんて、
びっくり仰天だが…

とてもしあわせな気持ちになってしまったのは、
ル・コルビュジエの「母の家」。

コルビュジエが30代半ばで設計した、小さな家。

母のために設計し、
設計に合った土地を探し、
レマン湖が見えるスイスに建てられた。

母が101才で亡くなるまで36年間を過ごした家だ。

猫のテラス、
犬の小窓、
最小限の動線ですべての家事がまかなえる、
心地よく暮らすための工夫が随所になされている。

湖を眺めるために椅子の下に高い台を置き、

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ダイニングの窓は、レマン湖の湖面だけが見えるように設計。

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庭の石壁は窓のようにカットされ、
レマン湖とアルプスが見える、母の特等席だ。

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どこを切り取っても
母への愛情があふれてくる、
偉大な建築家が作った、愛する母のための小さな家。

普通の親子の会話が聞こえてくるようだ。
本物を見てみたい。